サンプル『あの人の世界』




 


《演劇》サンプル 本公演




タイトル: 『あの人の世界』



作・演出: 松井周


■■出演


古舘寛治 辻美奈子 古屋隆太 (サンプル・青年団


羽場睦子


石橋志保 田中佑弥 (中野成樹+フランケンズ)


深谷由梨香(柿喰う客)


芝 博文


奥田洋平 渡辺香奈 (青年団


善積元


山崎ルキノ(チェルフィッチュ



■■スタッフ


舞台美術:杉山至+鴉屋


照明:松本大介(enjin-light)


音響:中村嘉宏、小宮聖子


衣装:小松陽佳留(une chrysantheme)


舞台監督:寅川英司+鴉屋、山下翼


舞台監督助手:佐藤恵


演出助手・サンプルWEB:牧内彰


ドラマトゥルク:野村政之


英訳:小畑克典、三好映子


宣伝美術協力:京


宣伝写真:momoko japan


制作:三好佐智子、藤田晶久、三橋由佳



■■日程


11月6日(金)〜11月15日(日)



■■場所


東京芸術劇場 小ホール1


 《感想のまえに》


松井周さんと前田司郎さんには毎回やられます。感想っていうか、批評っちゅうやつは「なんかええことゆーてやろー」っていう下心があるんですけど、その下心を見透かされて思いっきりパチン!とやられるんです(苦)。


あとアフタートーク維新派の松本雄吉さんがいらっしゃって面白いこと言ってました。「この作品の《質感》は何だろうと考えると困る」って。金属質ではない。水のように透き通ったでもない。木のように温かいでもない。砂のようにさらさらともしていない。かといってどろどろでもない。なんじゃこりゃ?って感じです。松本さんから一応の答えはあったのですが、この異質さについては地域差(関西にはない)と世代差という理由で片付けられていました。でも同じ東京にいる同じ世代の僕が見てもうまく説明できません。



 《感想文:松井周の傾向と対策》



ま、いまさら感想って言われてもね、書けないですよ。そもそも観劇当日だって書けなかったですよ。


う〜ん、松井周作品も以前はね、ゴミ屋敷とか、ファミリー企業とか、健康食品とか、ひきこもりとか、民俗学とか、精神分析とか、なにかしらの切り口というか、モチーフらしきものはあったんですよ。でも今回の『あの人の世界』に至ってはね、、、もうモチーフらしきものが感じられないんですよ。



ぐちゃぐちゃぐるぐるバッシャ〜〜〜ン!!!!!



って感じで



ってどんな感じやねん!って。



ま、唯一、これはジョークですけど、ソフトバンクのCMで



「人間とは思えないですよー」



って言ってる



あの人



と結びつけて読み解くっていうのはアリかなって思ったんですけど。。。



う〜ん、松井周さんにはホント毎回やられっぱなしです。。。


うむうむ。


このままズルズルってのもなんだし、ちょっくら先手を打つか!



えっへん。



 



だいたいこの風貌がいけないんですよ!



これにいつも騙されるんですよ!



この紳士然とした出立ち!



これがいけない!



平田オリザ氏のようなこのインテリっぽい感じ!



これがいけない!



これにいつも騙される!



平田オリザ率いる青年団から飛び出した期待の星!



松井周 !!!



こういった刷り込みがいけない!



もう騙されないぞ!!!



エイヤーーーーーー!!!!!!



サンチョ・パンサよ! (なんのこっちゃ!)



ヤー!ヤー!ヤー! (デスロックの夏目さんふうに)



おのれ、 怪物! 



ヤー!ヤー!ヤー! 



化けの皮を剥いでみせようぞ!!!



ヤー!ヤー!ヤー!



うううっ、負けてなるものか!



エイッ!!!



で、で、でたぁああああああ!!!! 



 



 



 



 



 








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