五反田団『pion』
《演劇》五反田団
タイトル: 『(記憶の化け物改め)pion』
作・演出: 前田司郎
■■出演
前田司郎
■■スタッフ
舞台監督・制作:榎戸源胤
ホームページ作成:べーやん
その他ほとんど:桂田あゆみ 佐野彩奈 深見由真
■■日程・場所
2015年11月20〜25日@アトリエヘリコプター
《感想文:恋は切ない》
【演劇】五反田団『pion』(1)
面白くて面白くて、でもちょっぴり切なくて、でも実はものすごく切ない傑作だった☆ 笑涙笑涙
【演劇】五反田団『pion』(2)
五反田団員が1人しか出演していなかったのが残念だけど、やっぱり五反田団は大好き。どれだけお金を積んで、どれだけゴージャスにやってもこの感じは出せない。小劇場でしか、五反田団でしか出せないこの感じがやっぱり好き☆
【演劇】五反田団『pion』(3)
冒頭の男が女に言いよるシーンは最高だった☆ さえない男と可愛らしい女の子。こりゃ絶対無理だろって会場全体が共有していて、女が付き合えないと何度も言っているのに、いやいや付き合えるでしょと何度も話を立て直そうとする男。もう、この言葉のやりとりが最高☆
【演劇】五反田団『pion』(4)
これってさー、前田司郎さんはもう完全に笑いにまで落とし込んでいるんだけど、典型的な恋のジレンマだよね。ダメだと分かっているけど努力すればきっと受け入れてくれる。この前向きな気持ちは健全なのだけど、恋愛はスポーツや勉強とは違うからなー
【演劇】五反田団『pion』(5)
このシーンはめちゃくちゃ笑えたのだけど、恋は盲目、あるところまではポジティブでいいけど、あるところを超えると病気になっちゃうもんねー、分かっていても止められない、いや〜、他人事じゃない、笑えない笑えない 汗。。。
【演劇】五反田団『pion』(6)
この冒頭のシーンから次のシーンへの展開はもう完全に五反田団ならではの前田司郎ワールド! あり得ない世界へシームレスに話が展開してゆく。あり得ないしどう考えてもおかしいのだけど、分からない訳じゃなくて、不思議と分かるんだよ。
【演劇】五反田団『pion』(7)
このあたりの話の展開の縦横無尽さ、他の劇団の作品を観続けて、それもいい作品をずっと観ていたのだけど、久しぶりに五反田団を観ると、前田司郎はどっちかと言えば、やっぱり天才だよなーってつくづく思う。
【演劇】五反田団『pion』(8)
この天才っていうのが褒め言葉かどうかは微妙で、他の劇団の作家よりも前田司郎さんが優れていると言いたい訳じゃなくて、上下の問題じゃなくて、良い悪いじゃなくて、天才というのはタイプの問題。
【演劇】五反田団『pion』(9)
この作品のストーリーはと言うと、ネタバレになるけど、冒頭のシーンで言いよられた女の子が動物園に行って、pionという新種の動物に一目惚れして、一緒に暮らして、そのうちにpionが人間化してきて、、、それから、それから、、、
【演劇】五反田団『pion』(10)
話としても、演劇としても、もう滅茶苦茶なのだけど、でも分かるっていうか、感じるっていうか、人間ってのはなーとか、動物の世界はよーとか、夫婦ってのはさーとか、いろいろ考えさせられて、けっこう感慨深く、切なくジ〜ンとくる。
【演劇】五反田団『pion』(11)
でも、まー、あの三角関係はねーな 笑
【演劇】五反田団『pion』(12・終)
さてさて、久しぶりの五反田団を堪能できました。五反田団は初めての? 鮎川桃果さんも初々しくてツンデレ具合が絶妙でした☆ たった90分で、現実のしがらみを忘れさせてくれて、それでまた現実の世界にいい形で戻してくれました。ハワイ行くよりよかったです!! ハワイ行ったことないけど。ありがとうございました☆
【演劇】五反田団『pion』(追記1)
今回は出演していない五反田団員の宮部純子さんがロービーで淹れてくれるコーヒーが予想以上に美味しかった。カップも乙だね☆
ちなみに宮部さん、結婚するらしい。相手はまだいないけど….
【演劇】五反田団『pion』(追記2)
宮部純子さんもそうだけど、望月志津子さんや後藤飛鳥さんや西田麻耶さんや中川幸子さん、あっ、あと大山はどうでもいいけど、五反田団員がたくさん出演する五反田団もまた観たいです☆
《五反田団過去公演》
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