ハイバイ『て』
※《私がアンケートに書いた感想》をアップしました。(6月24日)
《演劇》ハイバイ 本公演
タイトル: 「て」
作・演出: 岩井秀人
■■出演
金子岳憲 永井若葉 岩井秀人(以上、ハイバイ)
能島瑞穂(青年団) 町田水城(はえぎわ) 平原テツ
吉田亮 高橋周平 折原アキラ 上田遥
猪股俊明 古舘寛治(青年団・サンプル)
■■日程
6月18日(水)19:30(トーク秘密)
6月19日(木)19:30
6月20日(金)14:30(トーク松井周&徳永京子) 19:30
6月21日(土)14:30 19:00
6月22日(日)14:30 19:00(トーク岩井通子&徳永京子)
6月23日(月)18:30
※受付開始・当日券販売は開演の1時間前、開場は30分前です。
※公演終了後にポストパフォーマンストークあり。
■■場所
■■チケット
全席整理番号付自由席: 前売2,800円 当日3,200円
※ここからチケット申し込みできます。
☆予約は開演の3時間前まで!
☆予定枚数終了の場合も必ず当日券がでます。劇場へお越し下さい!
☆予約は開演5分前でキャンセルになる可能性があります。
男岩井の底力をみせつけられました。
前作(『おいでおいでぷす』)を観て、僕が書いた感想がコレです。
『オイディプス王』をどう描くかという点ばかり気にして観てしまって失敗したなぁって思いました。もっと《岩井ワールド》という視点に着目して観ればよかったです。次回作期待してます。
前作は「オイディプス王」を描きたいのか、それとも「岩井ワールド」を描きたいのかが、悪い意味でケンカしてしまっているようで、観ていて消化不良を起こしてしまったんです。「それをどう立て直してくるだろうか」と、期待と不安半々で今日という日を迎えました。
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脱帽です!
すごいです!!
難しいと言えば難しい作品です。説明しきれないもどかしさがあります。TVドラマだったらNGでしょう。「もっと分かりやすいオチをつけてくれ」なんてプロデューサーにダメ出しされることでしょう。でもね、「世界ってこういうことなんですよ!!」。最後なんか、なんだかよく分からないけど、生きている実感が湧いてきて泣いてしまいました。
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岡田利規さん(チェルフィッチュ)、前田司郎さん(五反田団)、多田淳之介さん(東京デスロック)、そして今日、岩井秀人さん(ハイバイ)に完璧にやられました。まだまだいそうですね。強者が。この世界には。
今日は演劇界の《パワー》を思い知らされました。
これ、本当にできるかもしれませんよ。
《芸術立国》
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これだけの作品(パワー)をみせてもらったら、私も逃げる訳にはいきません。
芸術は演劇だけではないので、私も力になれるでしょう。
一生を捧げ、できる限りのことはやらせて頂きます。
ありがとうございました。
《私がアンケートに書いた感想》
" God Be with You "
みんな1人1人なにか信念のようなものを持っていて、でもそれは各々全然違う、誰にも理解されないようなもので、そうやって生きている人たちが、たとえ家族のような近い関係であってもバラバラのまま、それでいて集まって暮らしている。
何が真実だか分からず、真実が何だか分からない。たとえいま目の前で現実に展開されていることが真実だとしても、それは真実だというだけで何も分からない。目の前で展開されているのは、個々が外に出す感情や行動であって、それは個々が抱えている内情と繋がっているのだけど、そのギャップがあまりにも凄まじくて、外に出てきたものだけを見ていたら、もう全然、何が何だか分からない。それにたとえAさんとBさんの内情を知ったとしても、一見分かったような気になるだけで、やっぱり何が何だか分からない。あー分からない。
それに追討ちをかけるように、天からハトの糞が降ってきて、葬儀屋がポンすけで、牧師がバカバカで、「ああ、神よ!」、「いま、おばあちゃんのお葬式やってんですよー!みんなしっかりしてくださいよー!!」って叫んでみても、世界は筒抜けでなんにも返ってきやしない。ああバカバカしい。もう世界なんてどうにでもなっちまえ!!!!!
なんて思って観ていたら、最後にみんながやけくそになって熱唱している歌が、す〜んごくよかった。ああ、ぼくは生きてる!!
♪ 神ともにいまして ゆく道をまもり
♪ あめの御糧(みかて)もて ちからをあたえませ
♪ また会う日まで また会う日まで
♪ 神のまもり 汝が身を離れざれ
♪ 荒野(あれの)をゆくときも 嵐吹くときも
♪ ゆくてをしめして たえずみちびきませ
♪ また会う日まで また会う日まで
♪ 神のまもり 汝が身を離れざれ
皆様、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
※ 提出したアンケートに歌詞等、多少手を加えました。
【反省】
今日は、前田司郎さんや多田淳之介さんも観劇に来ていた。もちろん岩井秀人さんもいたので帰りがけに挨拶しようと思っていたのだけど、かなり熱を入れてアンケートに感想を書いてたら劇場閉館時間になってしまって、挨拶どころか、最後はもう走り書きになってしまって、「ありがとうございました!」って書いたら、なんかクレームのような恐い字になっていた(汗)。。。 日を改めて、ちゃんと挨拶に行こう。
《ニュース》
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(※規模は若干縮小しています。ご了承ください。)
※ テコ入れしてます。
1.
先日トークセッションをしてくださった中野剛志さんも加えました。現役経産官僚 ! 1971年生まれ !! 若い !!!
《若い官僚》っているんですね。《官僚》ってなんか出世魚みたいなイメージありますけど。。。
2.
新刊も加えました。『ディコンストラクション』じゃないです。『ディスポジション』ですよ! お間違いなく!! 今回トークセッションをしてくださった萱野稔人さんの対談も掲載されています。それから、なんと、なんと、この本の執筆者は全て70年以降生まれです! 思想界も新しい人が続々と出てきてますよ! チェケラ!!
ディスポジション:配置としての世界―哲学、倫理、生態心理学からアート、建築まで、領域横断的に世界を捉える方法の創出に向けて
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3.
「文芸パート・芸術パート」テコ入れしました。oka-changや意外に若かった伊藤たかみさん(1971年生)を加えたり、前田司郎さんを面陳にしたりしました。前田さんのこの作品は、三島由紀夫賞候補にノミネートされたのですが残念ながら落選しました(ちなみに隣に面陳している本谷さんも)。それで田中慎弥さんが受賞されたのはよいとして、新潮7月号に選評が掲載され、前田作品に対するコメントもあったのでザッと読んだのですが、その内容にガッカリしました。「ここで神様を出す必要があったのかな」って、出すか出さないかが問題となるようなシリアスな描かれ方はされてないと思うし、「他者が浮かび上がってこない、予定調和」って、う〜ん、例えばライプニッツに向かって「あんたの理論は予定調和だからダメだよ」って言うかね? 僕はこの作品を読んで「こりゃ、すごい!ライプニッツを読まねば!!」ってビビビッと刺激を受けました。自信を持ってお勧めします。
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《下記のブログにてフェアをご紹介頂いております。》
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気鋭の編集者・ライター 門松宏明氏
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『思想地図』の執筆者・黒瀬陽平氏(美術家・アニメ評論家)
皆様、ありがとうございます!!
好評?連載中!こちらもよろしく!!