クロムモリブデン『こわくないこわくない』






    




《演劇》クロムモリブデン




タイトル: 『こわくないこわくない』



作・演出: 青木秀樹


■■出演


大多駿介  成田汐里  稲葉千隼


須田彩花  武子太郎  渡邊とかげ


川村紗也  金沢涼恵  岩岩さや子


萩原深雪  花戸祐介  葛木英


吉田健徒  幸田尚子  小林義典


一川幸恵  吉田拓磨  久保貫太郎



■■スタッフ


作・演出:青木秀樹  音響効果:笠木健司  照明:床田光世


舞台監督:今井康平(CQ) 塚本修(CQ


演出部:入倉麻美 裕本恭(劇団東京ペンギン)


音楽担当:yasuski


小道具協力:辻朝子 増田靖子 じょう(アステカダイナマイト) 朝倉靖子


衣装協力:松岡史 並木裕子  宣伝美術:two minute warning


モデル:ちくわ  スチル撮影:安藤青太


web:小林タクシー(ZOKKY)  イラスト:吉田拓磨



■■日程・場所


[東京公演]
 2014年8月30日(土)〜9月15日(月)@赤坂RED/THEATER


[大阪公演]
 2014年9月20日(土)〜9月23日(火)@HEP HALL





 《感想文:あの女の子!》






【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(1)

この前、MCRに出ていた金沢涼恵さん繋がりで初クロムモリブデン




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(2)

 感想:「こわかった」





【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(3)

カスパー・ハウザーをモチーフにしているようで、これをドイツの劇作家がやってたら、おそろしくおっそろしい作品になっていた模様。



   




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(4)

育児放棄児童ポルノ、ポテチ 、人身売買、スカトロ、ひき逃げ、ムカデ人間、不倫、殺処分、変態警官,etc.




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(5)

ポテチはうまいけど、それ以外終わってる….




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(6)

さらに娘を殺された奥様が!五点掌爆心拳の乱れ撃ち!!




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(7)

   




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(8)

  八代亜紀じゃないけど泣ける。。。。



   








   矢口裕之さんのツイート





何が正常で何が異常な気象なのか?そんなこと誰も知っているわけがないだろう。


   矢口裕之さんのツイート



地球上の気候は約12万年周期で繰り返されており、その中には様々な変化があるだろう。機器による気象観測すら19世紀から210年の経験だ。わずか30年や70年生きた方が自分の経験を元に「最近の気象はおかしい」と語ること自体、笑止ではかなろうか。









【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(9)

何が正常で何が異常な人間なのか?そんなこと誰も知っているわけがないだろう。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(10)

どうしようもない人間ばっかりでてきたけど、でも、ま、何に救われたかって言えば、ハウザーと違って、謎の孤児を川村紗也さんが演じていたことだろう。




     





【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(11)

川村紗也さんが名児耶ゆりさんにも引けを取らない魅了的な演技でポテチをおいしそうに食べているからこそ、こうやって世界は救われているのだろう。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(12・終)

 感想:「こわくないこわくない」













【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続1)

「こわくないこわくない」で白痴の女の子を演じていた川村紗也さんのブログを見つけたのだけど、フェリーニの「道」が出てきてびっくりした☆


 川村紗也さんのブログ




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続2)

   フェリーニの「道」



   



【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続3)

そうそう、ザンパノと一緒に旅をしているこの女の子! 「こわくないこわくない」を見ている間、この子のことを思っていた。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続4)

頭が弱くてなんにも芸ができない役立たず! ザンパノにいつも厄介者扱いされている。ザンパノこそろくでなしのくせに!




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続5)

でも、役立たずのこの女の子がいないとザンパノは芸ができないし生きていけない。実はこの「道」という作品、いや「世界」はこの女の子によって支えられている。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続6)

「こわくないこわくない」はアンダーグラウンド、裏の世界が描かれている。世間一般からハズれた、感覚のズレた人ばかりがでてくる。表/裏という区別がそもそも成り立つのか分からないけど。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続7)

これは作者の青木秀樹さんの世界観かもしれない。よのなかは闇の世界の住人によって動かされている。青木さんって何年生まれだ? 1963年かー、なんかー、この世代、青山真治さんや阿部和重さんも似たような世界観を持っている。




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続8)

ま、村上春樹も似たような世界観かもしれないけれども、闇の世界でなんだか不穏な動きがあって、その闇の世界と通じることができる人がいて…




【演劇】クロムモリブデン『こわくないこわくない』(続9)

で、結論はというと、川村紗也さんはじぶんの演技のイメージをちゃんと持っていた訳だ。 錦織圭もチリッチに勝つイメージをちゃんと持っていれば、全米オープンチャンピオンになれたのに! ああ、悔しい!!(終)



   




【追記】

   チャンピオンのイメージ




   














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